芸能人や有名人の流産報道について

芸能人や有名人の流産に関する情報は、不特定多数の人に知らせる必要は無いと思います。
妊娠初期に流産した場合「よくあること、次頑張りましょう」という医師がいますが、母親になる準備が始まっていた女性にとっては慰めの言葉になりません。情報が公開されることにより、同じことを言って励ます人に出会う回数が増えるにつれ次の妊娠へのプレッシャーになります。
安定期に入ってからの場合は、胎児と過ごした時間が長いので状況を受け取めるのに時間が必要です。悪いことをしてないのに罪悪感に苦しめられている可能性もあります。空になったお腹に悲しむ状態で、SNSなどに励ましのメッセージが多数送られてきたら、みんなが知っているのが辛くて街に出られなくなる可能性もあります。
一方、流産した本人が、‘‘同じ苦しみを味わった人の悲しみを和らげてあげたい‘‘などの理由により希望している場合もあると思います。その場合、公表するという行動により本人の気持ちが落ち着くメリットや、自分と同じ経験をして同じ苦しみを共感できるから応援したいとファンが増える可能性もあります。
しかし、ファンになってくれた視聴者が妊活中だった場合、その芸能人や有名人が妊娠・出産した場合にさらに苦しむだけでなく、応援の気持ちが妬みや恨みに変化することも考えられます。
また、身近に感じていた芸能人や有名人の流産にショックを受け、必要以上に警戒してしまうことで妊娠生活に支障をきたす妊婦さんがいる可能性があります。
以上のような考えから、芸能人や有名人の流産は公表する必要はないです。